製品データベース

Product Topics

新発売情報

製品カテゴリ
塗料・防水材 内装用塗料
メーカー
ヤブ原産業
製品名
水性コンクリートステイン塗料
ルーセントカラー for wall (壁用)

発売日

2024年9月

はじめに

「ルーセントカラー」は、モルタル・コンクリートの風合いをそのままにカラークリアで着色、浸透強化、防塵
できる水性コンクリートステイン塗料です。
2024年1月にルーセントカラー(床用)として発売された製品で、最大の特長は、下地の風合いを生かせる
デザイン。下地に発生しているクラックや汚れ、色の濃淡などもそのまま仕上がりに現われます。
今回壁用を新たにラインナップしたことで空間のアクセントとしてはもちろん、床・壁一体となったデザイン性
の高い空間づくりが可能となりました。

特長

● 自然な質感
 カラークリアで着色する為、素材の質感を損ないません。
 コンクリートならではの自然な色ムラを最大限生かすことが可能です。

● 保護性能
 トップコートは落ち着いた空間を演出する艶消し仕様。
 耐久性に優れ、汚れが付着した場合も簡単に落とすことが可能です。

● 下地強化
 下地補修材メーカーとして築いた技術力を応用したプライマーで、下地をガッチリ固めて強化します。

● 安全性
 材料は全て水性で匂いもなく、有害物質を含みません
 F☆☆☆☆取得

● 経済的
 床・壁ともに30㎡程度であれば、施工は1日で完了。
 経年劣化し剥がれた場合も簡単に補修することが出来ます。

適用箇所

屋内外の様々なコンクリート・モルタルにご使用いただけます。
店舗、カフェ、レストラン、ショッピングセンター、テラス、玄関、ポーチ、エントランス など

下地

コンクリート、モルタル

荷姿

レギュラーセット 約15㎡分
プライマー・・・・・・1.50㎏
トップコート・・・・・1.43㎏
専用トナー・・・・・・  70g

大面積セットは受注生産になります。
詳しくはお問合せ下さい(約170㎡~)

カラーラインナップ(全色艶消し仕様)

*全て艶消し仕様(1~3分艶)となります。
*素地が透けるため、汚れ・補修跡・打ち継ぎ・クラック等は隠れません。
*下地の色や吸い込みにより、色合いに違いや濃淡ができますのでご了承ください。
*画像の為、実際の色とは異なります。実際の色は塗サンプル等でご確認ください。

技術資料

施工要領

1 下地について

新設のコンクリートは14日間以上、モルタルは7日間以上の乾燥期間をおいてください。
または含水率が10%未満になるまで乾燥させてください。
コンクリート下地の油脂類はシンナーなどで完全に脱脂してください。
塵埃、土砂などは清掃により除去してください。
下地のクラック・汚れ・補修跡等は、ルーセントカラーでは隠れずそのまま仕上がりに現れます。
下地によって仕上がりの色調や濃淡に差が出ます。吸い込みの多い下地ほど、着色性が良くなります。
樹脂モルタル下地は吸込みが悪いため、事前にテスト施工を行い仕上がりを確認してください。

2 施工上の注意

気温5℃以下、36℃以上、湿度85%以上での施工は避けてください。
下地は十分に乾燥させてください。
トップコート艶消し成分が沈殿しないように施工中も十分攪拌してください。
施工後、12時間以上降雨や水濡れなど水分に合わないように注意してください。
施工環境が高温や屋外の場合、トップコートの乾燥が早くなり塗付ムラ(塗り継ぎ等)が発生する
可能性があります。

3 使用する道具

ルーセントカラー for wall (壁用)
手袋
バケツ
サンドペーパー

中毛ローラー(マイクロファイバーローラー推奨)
刷毛
エアレスまたはスプレーガン(吹付施工の場合)
養生材(必要に応じて)

4 工程表

注:

*1 使用量は下地の状態によって大きく変動するため、新設で健全なコンクリート下地を研磨した時の目安となります。
*2 次工程への養生時間は施工環境(温度、湿度、日射)によって変わるため、気温23℃時の目安となります
*3クリヤー仕様の場合はトナーは付属しておりません
*4 エアレスまたはスプレーガンでも施工可能です。

5 施工方法

5-1 清掃

施工面にレイタンスや脆弱部分がある場合は、
サンドペーパーを使用して、除去してください。
発生した粉塵は、刷毛等で清掃してください。

施工のポイント
 サンドペーパーの番手 : #150を推奨


5-2 下塗り

プライマーをウールローラー、刷毛で80~100g/㎡を目安
に2回に分けて塗布します。塗布間隔は15~30分です。
塗布後は1時間以上(23℃時)乾燥させます。

施工のポイント
 下地に吸い込みムラがある場合は、再度プライマーを
 塗布してください。
 プライマーの液だれがないように、ローラーを絞って
 丁寧に塗布して下さい。


5-3 上塗り(1回目)

下塗りが乾燥したことを確認後、上塗りを行います。
トナー容器をよく攪拌し、沈殿している顔料を分散させます。
(クリヤーの場合は不要です)
トップコートにトナーを投入してよく攪拌します。
(クリヤーの場合もトップコートを攪拌します)
トナーを混合したトップコートをウールローラー、刷毛で25
~30g/㎡塗布します。

施工のポイント
 塗布した箇所が乾いてから塗り重ねるとローラー跡が出やすいので、素早く塗布します。
 1回面は全体に薄く均一に色が付くように塗布してください。ローラー跡や塗り継ぎが発生
 した場合は2回目以降で調整可能です。
 液だれをしないよう、よく絞ってから塗布してください。ローラーに含まれる材料が多いと、
 液だれしますので、その際は素早くローラーで吸い取ってください。
 液だれが残ってしまった場合は、サンドペーパーなどで削り、再度トップコートを塗布して
 ください。詳しくは「8.タッチアップについて」をご確認ください。
 ペールカラーなど色の薄いカラーは、塗布直後は発色しません。乾燥とともに徐々に発色し
 ますので、規定量以上の塗布量にならないようにご注意ください。


5-4 上塗り(2回目・3回目)

上塗り(1回目)で残ったトップコートをウールローラー、刷毛で
25~30g/㎡塗布します。
1回目と同様にローラーは液だれしないよう、よく絞って塗布
します。
ローラーを縦・横・斜めとランダムに動かして塗り重ねて
仕上がりを調整します。
塗布後は、12時間以上(23℃時)乾燥させます。


5-5 端部処理

端部の処理は最後に行います。
ローラー塗りを行った後に、同じ濃さになるように刷毛で仕上げ
ます。
ローラーと同様に、刷毛をよく絞り、材料を含ませる量を
少なめにして塗り重ねていきます。
塗布後は12時間以上(23℃時)乾燥させます。

施工のポイント
 端部処理を先に行うと、ローラー塗との境目がくっきりと表れてしますので、必ず最後に
 行ってください。
 刷毛に材料を多く含ませるとダレる恐れがありますので、しっかり絞ってください。
 乾燥すると色が濃く仕上がりますので、乾燥させながら仕上がりの色を調整してください。
 ローラー塗との境目も色が重なると濃くなりますので、塗り継ぎ部分をぼかすように処理
 をしながら塗布してください。


6 使用上の注意

テープ類は塗膜が剥がれる可能性があるので貼らないでください。
*テープを貼る必要がある場合は弱粘着性のテープを使用し、慎重に剥がしてください。
毛染め液やアルコール、薬品等をこぼした時はシミが残る場合があります。

7 清掃について

油汚れ等は中性または弱アルカリ性洗剤で拭き取ってください。
漂白剤・溶剤・ポリッシャーでの清掃は剥離の原因となるため避けてください。

8 タッチアップについて

傷付いた箇所、剥がれた箇所はトナーを添加したトップコートを使い補修できます。
補修箇所とその周辺をサンドペーパーで擦り、清掃します。
補修箇所にトナーを添加したトップコートを刷毛でタッチアップし、余剰分をウエスで拭き取り
ながら、周辺をぼかす様に仕上げます。
仕上がりの濃さを確認し、薄ければタッチアップ、拭き取りを繰り返します。
全体を再塗装する場合は清掃後、トップコートを塗装してください。
詳しくはメーカーHPのメンテナンス動画をご参照ください。

ご使用前にカタログ、仕様書、SDSの記載事項を必ずお読み下さい。

この製品に関するお問い合わせは各営業所
あるいはお問い合わせフォームをご利用ください。


カタログ、SDS、その他資料のみのご依頼は、お手数ですが各メーカーへお願いします。
お電話、FAXでのお問い合わせは最寄りの営業所へ直接ご連絡ください。