発売日
2019年5月
はじめに
アスベスト含有成形板(レベル3)リセットシステムとは
日本の将来を担う子供たちのため環境問題に正面から立ち向かう福島第一原発災害対策
復旧工事に採用された経験と実績をもとに更なる改良と利便性・理にかなった工法を確立
したアスベスト完全固定・アスベスト完全飛散防止・アスベスト含有成形板長期飛散防止の
10年保証システムです。
特徴
【下地調整材の特徴】
- ●堆積している砂・土・コケ・カビ・藻・金属・ゴミの清掃が一切不要
- ●一液性なので可使時間を気にせず施工可能
- ●浸透力と強固作用が非常に優れているため脆弱化した成形板も復活
- ●施工はウールローラー・ハケ・エアレスで可能
【上塗材の特徴】
- ●耐久性・耐候性に優れている(20年以上)
- ●伸縮性に優れている(伸び率350〜400%)
- ●温度変化に優れている(-50℃〜200℃まで変化なし)
- ●一液性なので可使時間を気にせずに施工可能
- ●さびた箇所にもそのまま施工可能
- ●非常に膨れにくく水蒸気透過性が高い
- ●耐水・耐食塩水・耐酸性・耐アルカリ性・耐薬品性が高い
【トップコートの特徴】
- ●シリコン面に塗布可能
- ●耐熱・耐紫外線効果が非常に高く、チョーキングを長期間起こしにくい
- ●撥水性が非常に高い
- ●防塵性が高く上塗材の汚れを防止し美観を保つ
用途
- ●スレート波板
- ●スレート板
- ●パーライト板
- ●パルプセメント板・押し出し成形セメント板
- ●ケイ酸カルシウム板第1種などのアスベスト飛散防止及び封じ込めと防水
容量
リセッタープロ : 一斗缶/15kg
アスガード : 一斗缶/20kg
アスガードクリアープロ : ペール缶+小缶/10.6kgセット
(主剤10kg + 硬化剤0.6kg)
塗布量・
標準施工面積
リセッタープロ : 0.3〜1kg/m² 15〜50m²/缶
アスガード : 0.4〜0.8kg/m² 25〜50m²/缶
アスガードクリアープロ : 0.1〜0.12kg/m² 88〜106m²/缶
施工上の注意
【施工上の注意・リセッタープロ】
- ●旧塗膜がある場合は使用できません
- ●必ず最終的に濡れ感が出るまで数回に分けて塗布してください
- ●施工完全完了はカッターナイフの刃が立たなくなる状態であり、光沢が無く刃が
入る場合は再度塗布、光沢があり刃が入る場合は養生時間をとってください
- ●ネジ部のさびは避けて施工してください
【施工上の注意・アスガード】
- ●湿式硬化型の為養生中降雨の可能性がある場合は日程を調整してください
- ●使う分だけを小分けし、残りは密封してください
- ●開封後長時間経過すると表面が硬化してくるため、再使用は硬化した膜を
取り除いて使い切ってください
- ●さび付いたネジ部はアスガードで直に2回以上塗布してください
- ●寒冷紗やメッシュは絶対に使わないでください
【施工上の注意・アスガードクリアープロ】
- ●アスガードは性質上汚れやすいため使用しなくても性能は変わりませんが
美観や汚れが気になる場合トップコートをご使用ください
- ●混合の際は高速ハンドミキサーで約1分間良く混ぜてください
- ●混合時硬化剤が沈殿してる可能性があるので硬化剤自体も良く振ってから
ご使用ください
- ●可使時間は25℃で約1時間です
- ●混合した物は使い切ってください
- ●アスガードが完全に硬化している事を必ず確認してから施工してください
標準施工仕様
工程 |
使用材料 |
標準使用量 (kg/㎡) |
塗り回数 |
混合比 |
塗り重ね時間 (25℃時) |
塗装方法 |
下地調整 |
穴や欠損部は予め補修してください
清掃は全く不要ですが、雨水が溜まってしまう箇所など仕上がりや施工上問題が生じる部分、大きなゴミなどは手作業
で除去してください
積層さびは簡単に取れる部分だけ除去してください
|
下塗り |
リセッタープロ |
0.3〜1.0 |
1〜3 |
一液性 |
4時間以上7日以内 最終養生12時間以上 |
ローラー・ハケ・エアレス |
中塗り |
アスガード |
0.4〜0.8 |
1 |
一液性 |
6時間以上 |
ローラー・ハケ |
上塗り |
アスガード |
0.4〜0.8 |
1 |
一液性 |
6時間以上 |
ローラー・ハケ |
* アスガードは性質上汚れやすいため使用しなくても性能は変わりませんが美観や汚れが気になる場合トップコートをご使用ください
工程 |
使用材料 |
標準使用量 (kg/㎡) |
塗り回数 |
混合比 |
塗り重ね時間 (25℃時) |
塗装方法 |
トップコート (汚れ防止材) |
アスガードクリアープロ |
0.1〜0.12 |
1 |
100:6 |
6時間以上 |
ローラー・ハケ・エアレス |
* 上記の数値はすべて基準値のものです(気温25℃湿度60%)
* 施工方法・施工条件・施工箇所の状態によって使用量は変化する場合がありますので、必ず試験施工・密着試験を行い最適な塗布量を
事前に決定してください
* トップコートのみ主剤100:硬化剤6の二液性です
ご使用前にカタログ、仕様書、SDSの記載事項を必ずお読み下さい。