はじめに |
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アメリカで開発された「ネバーウェット」はベースコートスプレー、トップコートスプレー(2種類)をふきかけることにより撥水性の保護膜を形成するよう製品設計された塗料です。 しかしネバーウェットは乾燥するとフロスト調の無色な艶消し外観を呈します。 従って、基材の色や艶が変化する場合がありますので全体を塗布する前に、支障のない箇所でテスト塗りし確認して下さい。
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特長 |
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- あらゆる基材に2工程のスプレーをするだけで、超撥水効果を発揮します。
- 水分の付着を防ぎ、汚れ防止、鉄サビの防止、木材の腐食を防ぎます。
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容量 |
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ネバーウェット ベースコートスプレー 14オンス(約400g) ネバーウェット トップコートスプレー 14オンス(約400g)
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適した基材 |
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金属、アルミ、木、溶融亜鉛メッキ、電気メッキ、塩化ビニル、コンクリート、レンガ、ビニルサイディング、ファイバーグラス、キャンバス布等に使用できます。
注) ネバーウェットは乾燥するとツヤのない霞んだ白色を呈し、表面は多少ざらつきます。予め目立たない箇所でテスト塗りをしてご確認下さい。また、ネバーウェットは表面の形状を撥水仕様に変えるため、激しい摩擦がある箇所では、耐久性が劣ります。
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塗装条件 |
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市販の洗浄剤及び適当なクリーナーで表面を洗浄し、汚れ、グリース、油分、塩分或いは他の汚染物を除去して下さい。 その後、水でよく洗って表面を十分乾燥させてください。 非常に滑らかな光沢のある基材は、密着を良くする為に目荒しをして下さい。 本塗料はある種のプラスチック製品には密着不良を生じます。 プラスチック製品に塗る場合は事前にテスト塗りして密着性を確認して下さい。 既存塗膜面に塗る場合、剥がれ掛った塗膜は除去して下さい。鉄面の錆はワイヤーブラシやサンドペーパーで除去して下さい。
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塗装方法 |
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ベースコートスプレー スプレー缶内のビー玉がガラガラと音をたててから約1分間、缶を勢いよく振って下さい。 スプレーパターンを見る為、ダンボール紙等の上に試験的に塗布し確認することを推奨します。 被塗面からスプレー缶を約15〜30cmし、前後に均一な速度でスプレーします。その際、各ストロークは少しずつ塗り重ねるように塗布します。 2、3分間ずつに分けて、ベースコートは2回以上塗布して下さい。 その後、トップコートスプレーをする際は、最低でも30分間以上乾燥させて下さい。 火気厳禁です。
トップコートスプレー スプレー缶内のビー玉がガラガラと音をたててから約1分間、缶を勢いよく振って下さい。 スプレーパターンを見る為、ダンボール紙等の上に試験的に塗布し確認することを推奨します。 被塗面からスプレー缶を約15〜30cm離し、一方向だけの移動でスプレー塗布します。被塗面を液溜まりができる位に過剰に塗らないで下さい。 一方向のスプレーが終えたら、約1〜2分間作業を止めて待ちます。このようにして3回もしくは4回のスプレー塗布することにより、最適な効果が得られます。ネバーウェット以外の上塗り塗料は使用しないで下さい。他の上塗り塗料を用いますと、撥水性能が失われます。
使用中、撥水性が失われてきたらその箇所をサンドペーパー等で削り、改めてベースコートおよびトップコートを塗布して下さい。
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注意 |
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可燃性液体で、有害な蒸気・ガスが発生しますので呼吸器官、目や皮膚の炎症の原因となったり脳や神経系統に影響し、めまい、頭痛や吐き気の原因となる場合があります。 詳しくは、MSDSをお読みください。 工業用及び商業用のみに使用して下さい。
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乾燥 |
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実際に水に濡らすには、最低30分以上乾燥させて下さい。 最良の性能を得るには、塗膜を12時間以上硬化させて下さい。
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清掃 |
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ベスコート、トップコートのスプレー作業が終了したら、各スプレー缶のノズル先端をよく拭き取って下さい。 ウェットあるいは乾燥した塗膜はキシレンやミネラルスピリッツで清掃出来ます。 空になったスプレー缶は自治体規則に従って廃棄して下さい。 燃やしたり、ゴミ箱に捨てたりしないで下さい。
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ノズル目詰り |
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スプレー缶の使用後はノズル目詰り防止のため、缶を上下逆さにしノズルボタンを押しながら、噴射液が透明になるまで実施します。 中の弁が詰ってしまったら、ノズルボタンを捩じりながら引き抜き、ミネラルスピリッツ等の溶液で洗浄します。 決して針のようなもので突き刺したりしないで下さい。
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塗膜の除去 |
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ネバーウェットの塗膜を除去したい場合、サンドペーパーで削除し、キシレンやミネラルスピリッツで拭いて下さい。
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